引越し準備
引っ越しで荷物を減らす方法とは?荷造りで上手に減らすコツを紹介

この記事で解決すること
- 引越し前に荷物を減らすと、作業が楽になり、新居が広く使え、費用も節約できる。
- 不要な大型家具や家電、本を処分し、買取サービスを活用すると荷物が減る。
- 一人暮らしや家族の引越しでは、荷物の減らし方を状況に応じて変えるべき。
- 荷物を減らす際は、必要か不要かを判断し、リサイクルやリユースも検討する。
引越しの準備で最も大変なのが「荷造り」です。
そんな面倒な作業を楽にする、簡単でお手軽な方法は、「荷物を減らす」ことです。
実は、引越しは荷物を減らすことのできる絶好のタイミングです。
思い切って荷物を減らすことで、引越し作業が楽になるだけでなく、引越し費用を節約できます。
この記事では、効率よく荷物を減らす手順や、どうしても捨てられない時の対処法、そしてプロの整理収納アドバイザーによる「捨てられない悩みの解決策」をご紹介します。
目次
引っ越しで荷物を減らす方法

「荷物を減らそう!」と思っても、手当たり次第に片付け始めると部屋が散らかるだけで終わってしまいます。
基本的には引越し費用への影響が大きいものから順に手をつけて、 以下の手順で進めていきましょう。
- 大型家具や家電など大きなものから見直す
- 衣類や本などをで必要ないものを捨てる
- 消耗品を買い足さずに使い切る
- 思い出のあるものは最後にする
この順番で荷物を減らしていくことで、引っ越し費用を抑えることができます。
それでは、各ステップの具体的なポイントを見ていきましょう。
大型家具や家電など大きなものから見直す
最初に検討した方がいいのは、見積もり料金(トラックの大きさ)に直結する大型家具や家電です。
新居の間取りやドアのサイズに合わないソファや、10年以上使って古くなった洗濯機などは、高い運搬費をかけるよりも、処分して新居で買い替えた方がトータルでお得になるケースが多いです。
新居の間取り、ドア、廊下の幅を測り、「そもそも入らない」「部屋が狭くなる」なら処分を検討しましょう。
衣類や本などをで必要ないものを捨てる
次に、ダンボールの箱数に影響する衣類や本を減らします。
洋服は「1年以上着ていないなら手放す」というルールで機械的に仕分けるのがコツです。
また、本や雑誌は大量にあると非常に重くなり、運搬作業の負担になります。
読み返さないものは売るか、電子書籍への移行を検討して物理的な量を減らしましょう。
消耗品を買い足さずに使い切る
シャンプー、洗剤、冷蔵庫の食材などは、引越しの2週間前からストックを買うのをやめ、新居へ運ばずに使い切ることがおすすめです。
特に、開封済みの醤油や油、洗剤などの液体は、トラックの振動で液漏れして他の大切な荷物を汚すリスクがあります。
未開封のもの以外は、引越し当日までに使い切るか処分してしまいましょう。
思い出のあるものは最後にする
アルバムや手紙、昔の趣味のグッズなどは、懐かしくて見返してしまい、作業がストップする原因になります。
もし判断に迷って時間がなくなるようなら、無理に捨てようとせず、「とりあえず新居へ持っていくボックス」に入れて運びましょう。
新生活が落ち着いてから、休日にゆっくり見返すのが失敗しないコツです。
効率よく荷物を減らすコツ
同じ引越しでも、一人暮らしと家族では減らすべきものが異なります。
ここを意識せずにやみくもに片付け始めると、労力の割に荷物が減らない…という事態になりかねません。
一人暮らしの方は、 大型家具だけでなく、意外と場所を取っている「食器」や「インテリア雑貨」などの生活用品をどこまで減らして、必要最低限の状態で新生活をスタートできるかが鍵となります。
「迷ったら持っていかない」という割り切りこそが、効率よく荷物を減らすコツです。
一方、ご家族での引越しの場合、冷蔵庫や洗濯機といった共有の生活必需品は簡単には減らせません。
その分、子供が成長して使わなくなったおもちゃや着なくなった服など、個人の不用品を減らしておくことがおすすめです。
それぞれの状況において、具体的にどのような視点で荷物を見直せば効率よく減らせるのか、詳しく見ていきましょう。
一人暮らしの引越しで荷物を減らす方法やコツ

一人暮らしの引越しは、現在の状況に合わせて以下のポイントを意識すると、効率よく荷物を減らすことができます。
現在、一人暮らしをしている場合は大型家具や家電の見直しに加え、「雑貨」や「食器」を中心に処分を検討しましょう。
- インテリア雑貨:ホコリを被っている置物や、今の部屋に合わせて買った雑貨は、新居では不要になる可能性が高い
- 食器類:割れ物は梱包に手間と気を使うため、来客用など使用頻度の低いものは処分しておくと、引越し作業が楽になる
初めて一人暮らしをする場合は、新生活で何が必要になるか予想しづらいため、最初は「必要最低限のもの」だけを持っていくのがおすすめです。
- 実家に置かせてもらう:迷う荷物は一旦実家に残して、必要になれば後から取り寄せて、1年間使わなかったら処分する
- 現地調達を基本にする: 生活してみて「本当に足りない」と思ったものだけを買い足す
「いつか使うかも」と不安になって荷物を詰め込むよりも、最初は「必要最低限」なくらいでスタートし、足りないものは新居で買い足す方が、結果的に費用も手間も最小限に抑えられます。
家族引越しで荷物を減らす方法やコツ

家族の引越しにおける荷物の減らし方は、一人暮らしと少し異なります。
家族の引越しは人数が多い分、冷蔵庫や洗濯機などは生活の必需品です。
一人暮らしのように「処分して身軽にする」という方法は難しいため、買い替え時期でない限り、ここは無理に減らす必要はありません。
その代わり、子供が成長して使わなくなったおもちゃや、着なくなった服などを処分して減らすことがおすすめです。
家族全員で「自分の持ち物は自分で見直す」というルールを決め、新居の共有スペースを広く確保するために、それぞれで不用品を捨てるよう心がけましょう。
整理収納アドバイザーに聞く!上手に荷物を減らす方法

今回アドバイスいただいたのは…
職場と家庭の片づけをサポートする整理収納アドバイザー&認定講師。カラーと骨格診断でアラフォーのファッションの悩みを解決するクローゼットスタイリストや、星読みカウンセラーなど、活躍の場は幅広い。
今回は、整理収納アドバイザーである山岸さんに、荷物の捨て方について3つの質問をしました。
- 「もったいない」「思い出がある」と思って、モノが捨てられません。捨てたいとは思うのですが、どうすれば捨てられるようになりますか?
- 捨て始めると、必要なものまで捨ててしまいそうで怖いです。捨てるものと捨てないものは、どう分けたらよいですか?
- 「捨てる」という行為は、ゴミを増やすようで抵抗があります。捨てる以外には、どのように処分していますか?
わかりやすく回答していただいたので、ぜひ参考にしてください!
「捨てられない人」が上手に荷物を減らすコツは?
まずは1つ目の質問です。
- 「もったいない」「思い出がある」と思って、モノが捨てられません。捨てたいとは思うのですが、どうすれば捨てられるようになりますか?
上記のような悩みは、多くの人が持っているものではないでしょうか?
山岸さんのご回答を紹介します。
無理に「捨てよう」と思って捨てると、捨てたことを後悔して更に捨てられなくなることがあるため、あまりおすすめしません。
おすすめは、捨てられなくて迷うモノを入れる「保管ボックス」と、思い出として残しておきたいモノを入れる「思い出ボックス」を1つずつ作ること。
保管ボックスには『1番捨てるかどうか迷うもの』、思い出ボックスには『1番残しておきたいもの』から順に入れていきます。
ボックスに入りきらないものは、残しておきたい優先順位が低いということなので、処分を考える対象にしましょう。
保管ボックスに入れたものは、必ず捨てるかどうか見直すタイミングを決めておきます。
見直す予定日をカレンダーなどに書き込んだら、保管ボックス普段の生活で見える場所に置いて、ボックスの存在を忘れないようにしましょう。
整理しているときは「捨てられない!」と思っていても、時間が経つと「捨ててもいいかも」と思えるものが出てきます。
思い出ボックスは、新たに思い出として残しておきたいモノを入れる時が見直し時期です。
中身を全部出して、また『1番残しておきたいモノ』から入れていきましょう。
保管ボックスにも思い出ボックスにも入りきらず、それでも捨てるふんぎりがつかないモノは、実際に使ってみましょう。
例えば、服なら試着してみて、道具なら使ってみて、着心地や使い心地などを確かめると、捨てるかどうか判断できることもあります。
また、思い出があって捨てられないものなら、写真に撮って残しておくと、かさばらず見つけやすいのでおすすめです。
今は、簡単にアプリでフォトアルバム(ノハナ、トロットなど)を作ることができます。
「捨てるもの」と「捨てないもの」はどうやって見分けるの?
次に、2つ目の質問です。
- 捨て始めると、必要なものまで捨ててしまいそうで怖いです。捨てるものと捨てないものは、どう分けたらよいですか?
山岸さんは、以下のように教えてくれました。
モノを分ける時、必要なモノ・不必要なモノに分けますが、「何が必要で何が不必要か?」という点が曖昧だと悩みますよね。
整理収納アドバイザーの考え方としては、以下のように定義しています。
- 必要なモノ…現在、生活の中で使っているモノ、1年に1回以上使うモノ、今後1年以内に使う予定があるモノ
- 不必要なモノ…現在、生活の中で使っていないモノ、1年以上使っていないモノ
「まだ使える」とか「いつか使うかも」というモノは、実際に今使っていないのであれば、使っていないモノ、不必要なモノとして分けます。
今使っていないということは、捨ててしまっても生活に支障をきたさないということだからです。
ただし、不必要なモノ以外の全てを捨ててしまうのがいいわけでがありません。
「使っていないけど捨てるのは迷う」「思い出のモノで捨てられない」というモノは、前述のとおり保管ボックスや思い出ボックスで整理しましょう。
モノを「捨てる」以外の処分方法ってある?
3つ目の質問は、モノの処分方法についてです。
- 「捨てる」という行為は、ゴミを増やすようで抵抗があります。捨てる以外には、どのように処分していますか?
山岸さんから、整理収納アドバイザーならではの、最新の情報をいただきました。
ただ「捨てる」ことに抵抗があるなら、リサイクルやリユースという方法がおすすめです。
私自身は、友人に譲ったり、地元のリサイクルショップやリサイクルステーションを利用したりしています。
他にもおすすめのリサイクル・リユース方法をご紹介します。
- リサイクルショップへの売却
家電や家具などの大型品もまとめて取りに来てくれるため、手間もなく便利でした。
参考:最大20社のリサイクルショップへ一括で買取査定を依頼するサービス
不用品買取一括査定サービス「おいくら」 - ネット買取り
本やDVDをネット買取りに出したことがありますが、手間もかからず便利でした。 - 「譲ります掲示板」「ジモティー」などの仲介サイト
仲介サイトを利用して、第三者の方に子どものおもちゃや雑貨を譲りました。
ネットでは幅広い層の方が見ているので、すぐに引き取り先が見つかりました。 - メルカリなどのアプリ
自分で出品、発送できる方なら、アプリの利用もおすすめです。
私は自分で出品、発送するのが手間なので、ヤフーオークションの代理店に依頼して、商品を販売してもらったことがあります。 - 途上国へ寄付
送料がかかりますし、送れるものが衣類などに限られますが、「捨てる」という行為が社会貢献になります。
他にも、個人的に「クリーニングパーティ」が気になっていて、今後開催したいと考えています。
クリーニングパーティとは、参加費を払って、不要になった衣類を持ち寄るイベント。
気に入ったものは持ち帰ることができ、残った服は途上国へ寄付する、という取り組みです。
参加費(会場代や残った衣類の送料)のみで、服の代金はかからないという、新しい物々交換の形です。
自分の不要なものが誰かに喜んで使ってもらえるって素敵ですよね。
荷物を減らすと引越し費用はどれくらい安くなる?

実際に荷物を減らすと、引越し料金にはどう影響するのでしょうか。
結論から言うと、大型家具やダンボールを減らしてトラックのサイズを小さくできれば、引越し費用の節約につながるケースが多いです。
引越し料金は、「トラックの大きさ」と「作業員の人数」で決まります。
荷物を減らすことで、ワンサイズ小さいトラックや少ない人数で運べるようになれば、単身で約1.5万〜3万円、家族なら約2万〜4万円ほどの節約につながる場合があります。
荷物の量 | 使用する2トントラック | 作業員 | 料金相場の目安 |
|---|---|---|---|
多い | ワイドロング | 2名 | 約40,000円〜50,000円 |
普通 | ロング | 2名 | 約30,000円〜45,000円 |
少ない | ショート | 1名 | 約15,000円〜25,000円 |
※料金は移動距離や時期によって異なるため(3〜4月の繁忙期は高騰)、あくまで目安として参考にしてください
例えば、大きなソファや本棚を処分して、仕様するトラックをサイズダウンできた場合、チャーター料と人件費が下がり、1〜2万円ほど安くなる可能性があります。
さらに、ベッドや冷蔵庫などの大型家財を思い切って処分した場合、作業員も1名で済むため、さらに1.5万〜2万円ほど安く済ませることが可能です。
引越し料金を安くするためのポイントは、ダンボールを1〜2個減らすことではありません。
トラックのランクを下げるために、できる限り体積の大きい家具・家電を手放せるかがカギとなります。
見積もりの際に、「これを持っていくと、トラックのサイズは変わりますか?」と営業担当者に聞いてみるのもおすすめです。
2トントラックで詰める荷物量については、以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
どうしても荷物が減らない場合はどうしたらいい?
「どうしてもこれ以上は捨てられない」「判断に迷って手が止まる」という場合は、以下の3つの方法で一時的に別の場所へ移すというアプローチを検討しましょう。
- 保留ボックスに入れて新居へ持っていく
- トランクルームを利用する
- 宅配収納サービスで預ける
「捨てるか迷う」と手が止まってしまうものは、保留ボックスに入れて、一旦新居へ運びましょう。
ある程度片付けが進んで落ち着いた頃に中身を再検討してみると、意外と使わないから手放すという判断ができるかもしれません。
「どうしても捨てたくないが、新居が狭くて入り切らない」という場合は、トランクルームを利用する方法があります。
スキー・スノボ用品、キャンプ道具、季節外れのタイヤなど、「毎日使わないが、かさばるもの」の保管に最適です。
新居の生活スペースを広く保てますが、月額費用がかかるので注意しましょう。
トランクルームを借りるほどではないけれど、ダンボール数箱分だけ預けたい場合は、宅配収納サービスがおすすめです。
専用のボックスに荷物を詰めて送るだけで、空調の効いた倉庫で預かってくれます。
月額数百円から利用でき、必要な時はスマホ一つで取り出し依頼が可能なので、冬物のコートや読み返さない書籍などの保管におすすめです。
まとめ
引っ越しで荷物を減らすことは、単に部屋を片付けるだけでなく、引越し費用を安くして新居での快適な生活を手に入れるためにとても重要です。
普段は忙しくて整理の余裕がなかった方も、引越し前だけは時間をとって、以下のポイントで取り組んでみましょう。
- 引越し費用への影響が大きい順に進める
まずはトラックのサイズに関わる「大型家具」から見直し、「衣類・本」→「消耗品」→「思い出の品」の順で進めましょう。
- 自分でルールを決めて処分するか判断する
整理収納アドバイザーの回答にある通り、「1年以上使っていないもの=不必要なもの」と割り切ることも大切です。
- 迷ったら保留ボックスやフリマアプリなどを活用する
どうしても捨てられない人は、リサイクルショップやフリマアプリ、寄付などを活用して手放しましょう。
荷物を減らせば、面倒な引越し作業が楽になるだけでなく、新居でも「不必要なものを増やさない」という意識が続き、すっきりとした部屋を長く保つことができます。
ぜひ、今回紹介した手順とコツを参考に、身軽でスマートな引越しにしましょう。
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