移住者支援情報

山武市への移住の魅力は?人気の理由や住環境、支援制度などについて紹介

山武市への移住の魅力は?人気の理由や住環境、支援制度などについて紹介

千葉県の東部に位置する山武市(さんむし)は、美しい九十九里浜の海岸線と、地域資源である「山武杉(サンブスギ)」の森が広がる里山の両方を持つ、自然豊かな地域です。

都心へのアクセスも比較的良好でありながら、ゆったりとした生活を送れることから、移住先として近年注目を集めています。

本記事では、山武市役所 企画政策課の青木さんから伺ったお話をもとに、移住者から選ばれる山武市の住みやすさのポイントや生活関連情報、移住支援制度について紹介します。 

青木さん/山武市役所 総合政策部 企画政策課

山武市の魅力を広く発信し、地域と移住者をつなぐ企画政策課としてご活躍されています。

山武市の基本情報

山武市紹介画像「いちご」

所在地

千葉県の東部

人口 

(2025年10月1日現在)

人口数:47,275人(男性 24,168人 / 女性23,107人)

世帯数:22,994世帯

面積

146.77k㎡

気候

夏(2025年8月)の平均気温:27.9℃

冬(2025年1月)の平均気温:5.4℃   

※気象庁データより

太平洋からの風があり、比較的夏は涼しく、冬は温暖な気候です。特に夏は海風で数値以上に体感温度は低く感じます。

都市部へのアクセス

■ 電車ご利用の場合

JR

  • 東京駅から特急しおさい号で約60分、成東駅下車
  • 千葉駅から総武本線(普通列車)で約50分、日向駅・成東駅・松尾駅下車
  • 東京駅から特急成田エクスプレスで約60分、空港第二ビル駅下車。空港シャトルバス利用で山武市へ


■ 車

【東京方面から】

京葉道路→千葉東JCT→千葉東金道路→圏央道→山武成東ICまたは松尾横芝IC下車・東関東自動車道→成田IC→成田松尾線(横芝はにわ道)


【川崎・横浜方面から】

東京湾アクアライン→圏央道→山武成東ICまたは松尾横芝IC下車


■ 高速バス

【東京方面から】

東京駅八重洲口からシーサイドライナーで1時間40分、成東車庫下車


【千葉方面から】

JR千葉駅からフラワーライナーで約50分、成東車庫下車

医療機関数・介護施設数

(2025年1月時点)

病院・医院:20カ所

歯科医院:21カ所

教育機関数

認定こども園:5カ所

市立幼稚園:1カ所

私立保育園:3カ所

小学校:11校

中学校:4校

高校:2校

近隣都市

千葉市、八街市、富里市、成田市、東金市、大網白里市

首都圏から近く、アクセス抜群の立地

山武市(さんむし)は、千葉県の東部に位置し、総面積146.77平方キロメートル、人口47,275人(2025年10月1日現在)の街です。
九十九里浜の中央に面し、東京駅から特急しおさい号で約60分と、首都圏へのアクセスに恵まれています。

市内には2か所の高速道路インターチェンジが整備され、鉄道や高速バスでも都心へ直通できるため、通勤・通学・二拠点生活にも便利です。

気候は一年を通して温暖で、太平洋からの潮風が夏の暑さをやわらげ、冬も比較的穏やか。

雪が少なく、農作や屋外活動に適した環境が整っています。

また、防災面にも力を入れており、オンラインで確認できるハザードマップの提供に加え、沿岸部には津波避難タワーや築山などの緊急避難施設を整備済みです。
さらに、海岸地帯から内陸の成東総合運動公園(指定緊急避難場所)へつながる避難道路も整備されています。

いちごの街・山武 ― 関東最大級のストロベリーロードが大人気

山武市は、千葉県東部の温暖な気候と肥沃な土壌に恵まれた「いちごのまち」としても有名です。
市内には30軒以上のいちご園が点在し、特に国道126号沿いに広がるエリアは「ストロベリーロード」として知られています。

1月から5月のいちご狩りシーズンには、甘く香るハウスが並び、全国から年間約30万人もの観光客が訪れる人気スポットです。

「紅ほっぺ」「章姫(あきひめ)」「チーバベリー」など、多彩な品種を食べ比べできるのも山武市ならではの魅力。
ファミリーはもちろん、カップルや観光客にも評判の高いレジャー体験となっています。

さらに、地元農家と連携した直売所も充実しており、地域の観光と農業が一体となってにぎわいを生み出しています。

首都圏から日帰りで訪れやすく、「甘いいちごの香りに包まれる休日」が楽しめるのも、山武ならではの特権です。

豊かな自然とレジャーが充実

山武市の魅力は、何と言っても豊かな自然と、それを活かしたレジャーの充実です。
東側には九十九里浜があり、「本須賀海水浴場」は国際環境認証である「ブルーフラッグ」を取得している美しいビーチです。

内陸部には地域資源の『サンブスギ』を中心としたスギ林が広く植えられており、里山風景と調和した自然空間も多く、海と山の両方の自然を楽しめます。

海岸沿いの「蓮沼海浜公園」には、県内最大級のプールや子どもの広場、パークゴルフ、テニスガーデンなど、家族で1日中遊べる複合レジャー施設が整っています。

さらに、市内各地にはサイクリングコースやいちご狩り園などの観光スポットも点在し、季節ごとに楽しみ方が変わる自然のテーマパークのような魅力があります。

山武市での移住生活に役立つ情報

山武市紹介画像「蓮沼海浜公園」

ここからは、山武市での移住生活に役立つ情報について紹介します。

山武市の移住支援制度情報

山武市では、移住者へのさまざまな支援制度を用意しています。
特に以下の3つの支援制度をチェックしておきましょう。 

  • 支援制度① 三世代同居等支援補助金
  • 支援制度② 山武市移住支援金
  • 支援制度③山武市結婚新生活支援補助金

支援制度①三世代同居等支援補助金

山武市では、若い世代の移住定住を促進するとともに、家族の支えあいによる子育てしやすい環境づくりを支援するため、山武市内に転入し、三世代同居または近居をはじめる方に住宅取得等にかかる費用を補助しています。

補助内容

住宅の購入、新築、建替え、増築またはリフォーム工事にかかった費用の2分の1の額を補助します。

 

上限 75万円

補助対象となる方

  1. 市内において三世代同居または近居をするために、15歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子ども(出産予定を含む。)とその親を含む世帯が市外から転入しており、その世帯員が事前相談書の提出日前1年間または住宅取得等契約日前1年間、山武市の住民基本台帳に記録されていないこと。(ただし、1年に満たない場合であっても、入園入学準備や入院等の特別な事情がある場合は、対象となる場合がありますので、企画政策課までご相談ください。)
  2. 住宅取得等の契約日が令和2年4月1日以降であること。
  3. 交付決定のあった日から継続して3年以上三世代同居等をする予定であること。
  4. 過去に山武市三世代同居等支援補助金交付要綱に基づく補助金の交付を受けていないこと。
  5. 三世代同居等をする世帯の全員が山武市において市税及び国民健康保険税を滞納していないこと。
  6. 三世代同居等をする世帯の全員が暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)に規定する暴力団員及びその関係者でないこと。
  7. 補助金の交付を受けることができる者が日本人である、又は外国人であって、永住者、定住者、特別永住者のいずれかの在留資格を有すること。

補助対象となる住宅

  1. 市内に建築された居住するための住宅(共同住宅及び店舗併用住宅を含む。)であること。
  2. 住宅部分の延べ床面積が50平方メートル以上であること。
  3. 都市計画法及び建築基準法の規定に適合する建築物であること。

参考:山武市への移住を支援「三世代同居等支援補助金」について|山武市

支援制度②山武市移住支援金

山武市は、東京23区等から山武市に移住して一定の条件を満たす方(就業・関係人口・起業等)に「移住支援金」を支給します。

参考:山武市移住支援金|山武市

支援制度③山武市結婚新生活支援補助金

山武市では、若い世代の結婚生活のスタートアップを応援します。
結婚をきっかけに新たに住宅を購入、増改築または賃借した際にかかる費用や、引越しにかかった費用の一部を補助します。

補助対象となる世帯

以下1から5のすべてに該当する方が対象となります。


  1. 夫婦共に婚姻日における年齢が39歳以下であること
  2. 令和7年1月1日から令和8年3月31日の間に婚姻届を提出し、受理されている
  3. 夫婦の所得の合算額が500万円未満であること
  4. 過去にこの制度に基づく補助を受けたことがないこと
  5. 夫婦が市税等を滞納していないこと
  6. 補助金の交付を受けようとする新婚世帯を代表する者が日本人である、又は外国人であって、永住者、定住者、特別永住者のいずれかの在留資格を有すること。

補助対象となる費用

  • 住居費 住居の購入費、増改築費、賃料、敷金、礼金、共益費および仲介手数料
  • 引越し費用 引っ越し業者または運送業者に支払った実費


※費用の対象となる住居(市内)に新婚世帯が住民登録されている必要があります。

※申請時に支払いが完了している住居費と引越し費用が対象です。

→申請期限(令和8年3月31日)までに住居費や引っ越し費用が発生しない場合は、「5.その他」をご確認ください。

補助金額

住居費と引っ越し費用の合計額とし、婚姻日時点の年齢により下記のいずれかの額を上限とします。


  1. 夫婦とも29歳以下の場合 60万円
  2. 以外で夫婦とも39歳以下の場合  30万円

参考:山武市結婚新生活支援補助金|山武市

山武市のお仕事情報

ハローワークインターネットサービスで山武市の求人を検索したところ、約248件の情報が見つかりました。 
職種は、製造業、建設業、介護サービス業などが多い傾向にあるようです。 

※2025年10月現在の情報です

市内で企業が多く集まるのは、JR成東駅周辺や松尾工業団地周辺。
これらのエリアには製造・物流関連企業のほか、商業施設や飲食店も立地し、雇用の中心となっています。

また、介護や福祉の分野も地域に根ざした重要な産業であり、資格取得支援制度を活用してキャリアアップを目指す人も増えています。

山武市のお家情報

大手不動産ポータルサイトで山武市内の物件を探してみたところ、以下の検索結果が得られました。 

賃貸 

(マンション・アパート・一戸建て)

約158件

購入 

(新築一戸建て)

約16件

購入 

(中古一戸建て) 

約46件

※2025年10月現在の情報です

山武市は、首都圏からのアクセスが良いながらも地価が手ごろで、広い土地やゆとりある住まいを実現しやすい地域です。
最新の令和7年公示地価では、主要エリアで以下のような水準となっています。

エリア

R7公示地価

成東(国道126号周辺)

20,300円/㎡

雨坪(日向駅周辺)

11,500円/㎡

蓮沼イ(蓮沼小学校周辺)

9,300円/㎡

松尾町五反田(松尾駅周辺)

16,400円/㎡

これらの価格は、千葉市や東京近郊と比べて非常にリーズナブルで、広い敷地や庭付き一戸建てを希望する人にも人気です。

また、市では地域資源を活かした住まいづくりを支援するため、「市内産木材利用促進事業補助金」を設けています。

支援制度①市内産木材利用促進事業補助金

山武市では、市内産木材の利用促進及び市内林業の振興を図るため、市内において新築、増築又はリフォームを行ったもので、建築に市内産木材を使用していること、かつ市内に本店を有する施工業者(個人にあっては、市内に住所を有する者)の施工による建築物を取得された方へ、経費の一部を補助しています。

対象

梁や柱、天井や床、壁などに市内で伐採された木材を使用していること、かつ、市内の建築業者により新築、増築又はリフォームされる建築物が対象となります。


 ※使用する木材が市内産であることが確認できる書類が必要です。

補助金の額

  1. 梁や柱など(内装材以外)  1立方メートル当たり1万円を乗じた金額(千円未満は切捨て)
  2. 内装材(天井、床、壁など) 1平方メートル当たり5,000円を乗じた金額(千円未満は切捨て)


※(1)・(2)併せて最大50万円です。

この場合において、同一の事業に係る別の補助金等の交付を同時に受ける場合、別の補助金等との合計額が当該建築工事に係る合計額を上回るときは、建築工事に係る合計額までの額を限度とします。

参考:山武市市内産木材利用促進事業補助金について|山武市

山武市の教育・子育て支援情報

山武市は、子育て世帯にやさしいまちづくりと教育のデジタル化に力を入れています。
市内には、親子で利用できる子育て支援センターが4カ所あり、遊びや相談を通じて地域での子育てをサポートしています。

また、国が進める「こども誰でも通園制度」に対応したこども園も整備されており、就労の有無にかかわらず利用しやすい環境が整っています。

市内には公立こども園5園、公立幼稚園1園、私立保育園3園があり、築浅で充実した設備を備えた施設が多いのも特徴です。
入園後はスマートフォンで欠席や延長保育の申請が可能など、利便性の高い仕組みを導入しています。

教育面では、ICT教育にいち早く着手し、教員の校務電子化を進めることで子どもと向き合う時間を確保。

2022年に新校舎が完成した松尾小学校では全教室に75インチの電子黒板を導入するなど、先進的な学びを実現しています。

さらに、18歳年度末まで医療費が実質無料という全国でも手厚い制度で、子育て世帯の安心を支えています。

山武市の医療・介護・高齢者支援情報

山武市は、地域医療と福祉の両面から、安心して暮らし続けられる街を目指しています。
市内には病院・医院が20カ所あり、内科・小児科から外科・整形外科まで幅広い診療体制が整っています。

中心的な役割を担うのが、地方独立行政法人さんむ医療センター
令和6年9月に新病院へ移転し、20の診療科を有する最新設備の地域中核病院として再スタートしました。

介護・福祉の分野では、介護老人福祉施設、デイサービス、グループホームなど多様な事業所が市内各地に整備されており、介護度や生活スタイルに合わせた支援が受けられます。

また、地域包括支援センターを中心に、医療・福祉・行政が連携し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる体制を構築しています。

山武市が暮らしやすい3つの理由

山武市紹介画像「太巻き寿司」

ここからは、「山武市って暮らしやすい!」と実感できる以下の3つの理由について紹介します。

  • 近郊都市や空港へ快適アクセス、交通の利便性
  • 仕事・生活・余暇がすべて近い距離にある
  • 地域資源を活かした体験と文化

近郊都市や空港へ快適アクセス、交通の利便性

山武市が暮らしやすい理由の一つは、都心へのアクセスの良さと、生活圏内の移動の快適さです。

JR総武本線の特急「しおさい」を利用すれば、東京駅まで約60分で直行できます。

さらに、JR成東駅が始発駅となっている列車もあり、座って通勤・通学ができるという点は、長距離通勤のストレスを大きく軽減してくれる非常に大きなメリットです。

また、成田国際空港へも近く、国内外への出張や旅行の際にも便利です。
市内の移動については、車が主な移動手段となりますが、都心部に比べて車の渋滞が少ないため、スムーズに移動できるという点も、移住者からは評価されています。

仕事・生活・余暇がすべて近い距離にある

山武市の魅力のひとつは、日々の生活に必要なものがすべて「ちょうどいい距離」にあることです。

市内にはスーパー、ドラッグストア、医院、学校などの生活施設が比較的バランスよく分布しており、多くの地域では車で10分前後の距離でアクセス可能です。

渋滞が少なく、ストレスのない移動ができるのも山武市ならでは。

さらに、市内には松尾工業団地や成東駅周辺を中心に働く場所も多く、製造業・建設業・介護サービスなど多様な職種がそろっています。

休日には、九十九里浜でのんびり海風を感じたり、蓮沼海浜公園で家族と過ごしたり、いちご狩りや農産物直売所めぐりを楽しむこともできます。

地域資源を活かした体験と文化

山武市には、地域特有の文化と資源を活かした魅力的な活動や施設があります。

特に、地域資源である「サンブスギ」を利用した市内産木材利用促進事業補助金は、地元の木材利用を促進し、地域の環境と文化を守る取り組みです。

また、食文化においては、200年以上の歴史を持つ醤油作りがあり、その体験ができる施設もあります。

さらに、農業が盛んな地域ならではの観光農園が多く、「ストロベリーロード」でのいちご狩りや、その他の果物・野菜の収穫体験も人気です。

これらの体験は、移住者にとって地域文化に触れ、地域との繋がりを深める貴重な機会となります。

山武市への移住のデメリットや懸念点はある?

山武市紹介画像「江戸時代より伝わる醤油造り」

どんな地域にも「暮らしの特徴」があります。
山武市の場合は、車での移動が基本という点が挙げられます。

市内には電車の駅が複数ありますが、生活の中心となるスーパーや病院、学校、公園などは点在しており、車がないと日常の移動が少し不便に感じる場面もあるでしょう。

その一方で、道路は広く整備され、渋滞も少ないため、車移動のストレスはほとんどありません。
また、市内には2つの高速道路インターチェンジがあり、成田空港や千葉市、都心方面へもスムーズにアクセスできます。

駐車場付きの住宅や施設が多く、運転ができる人にとっては自由度の高い生活スタイルを実現しやすい地域です。

つまり、「車の運転が苦手」「徒歩や自転車中心の生活を望む」人には少し向かないかもしれませんが、逆に「マイカーで気ままに出かけたい」「自然の中で広々と暮らしたい」人にとっては、山武市はまさに理想的な場所といえます。

山武市に移住した人の口コミ・感想

山武市への移住者から多く聞かれるのは、「自然の豊かさと生活のしやすさが両立している」という声です。

海も山も近く、平地が多いため開放感があり、「空が広い」と感じる人が多いのも特徴。

車社会ではありますが、「渋滞が少なく移動が快適」「車さえあればどこへでも行きやすい」といったポジティブな意見が目立ちます。

また、通勤面では「成東駅の始発電車で座って都心へ通えるのが嬉しい」という声もあり、首都圏との距離感のちょうど良さが評価されています。

自然に囲まれつつも、都市へのアクセスや交通利便性を確保できる山武市は、「穏やかさと便利さを両立した暮らしができるまち」として、移住者から満足度の高い地域となっています。

山武市への移住のお問い合わせ

担当課

総合政策部 企画政策課

住所

〒289-1392 千葉県山武市殿台296番地

電話番号

0475-80-1132

FAX

0475-82-2107

公式HP

https://www.city.sammu.lg.jp/