移住者支援情報

泊村への移住の魅力は?人気の理由や住環境、支援制度などについて紹介

泊村への移住の魅力は?人気の理由や住環境、支援制度などについて紹介

北海道西部、泊村は穏やかな日本海と山々に囲まれた立地が魅力。漁業が盛んな一方で、村独自の「住宅新築・増改修奨励金」や「出産・結婚・児童養育祝金」など移住支援制度が充実しています。

札幌から車で約2時間15分、小樽からも1時間圏内と都心からのアクセスもまずまず。自然と暮らしを両立したい方に、穴場的な選択肢です。

本記事では、泊村役場 まちづくり政策課の小笠原さんから伺ったお話をもとに、移住者から選ばれる泊村の住みやすさのポイントや生活関連情報、移住支援制度について紹介します。

小笠原さん/泊村役場 まちづくり政策課

泊村の魅力を広く発信し、地域と移住者をつなぐまちづくり政策課としてご活躍されています。

泊村の基本情報

所在地

北海道西部

人口 

(2025年3月31日現在)

人口数:1,399人(男性683人 / 女性716人)

世帯数:831世帯

面積

82.28k㎡

気候

■夏(8月)の平均気温:20℃前後

平均最高気温:25℃前後

平均最低気温:16℃前後


■冬(2月)の平均気温:-6℃前後

平均最高気温:-2℃前後

平均最高気温:-11℃前後


日本海に面しているため夏は比較的涼しく、冬は積雪は多めで吹雪になることもある。

都市部へのアクセス

〇札幌まで

 車で約2時間(高速道路利用で約1時間30分)

 公共交通機関(バス)で約3時間

 札幌駅から岩内町行きの高速バス→岩内ターミナルから泊行きのバス(しおかぜライン)


〇小樽まで

 車で約1時間20分


〇新千歳空港まで

 車で約3時間


〇村内交通

 村内循環バス、しおかぜライン(岩内~神恵内間)

医療機関数・介護施設数

診療所:1

歯科診療所:1

老人ホーム:1

(2025年10月1日時点)

教育機関数

保育所:1

小学校:1

中学校:1

(2025年10月1日時点)

近隣都市

岩内町、共和町、神恵内村、倶知安町

泊村公式移住定住促進HP

https://www.vill.tomari.hokkaido.jp/

 新幹線延伸で広がる未来の移動利便性

北海道西部、積丹半島の南西に位置する泊村は、人口約1,400人、面積82.28㎢の小さな自治体です。
日本海に面し、夏は涼しく冬は積雪が多いという、メリハリのある沿岸気候が特徴です。

自然災害への備えとして、防災備蓄やハザードマップの整備、津波救命艇の配置、避難階段や避難道の確保など、多層的な対策を講じており、地震・津波・土砂災害に備える仕組みを丁寧に積み上げています。

今後の移動環境に関わる大きな変化として、まず、高速道路の整備が前進しており、2027年度には共和北IC(仮称)が完成予定です。
泊村から車で約20分ほどの距離に新たなICができることで、札幌への移動がよりスムーズになり、日常的な移動やビジネスでの利用にも大きなメリットとなります。

また、2030年度末には北海道新幹線の札幌延伸も予定されています。
これにより、泊村から車で約30分の倶知安町に新駅が開業する見込みで、札幌・新函館北斗はもちろん、東北や首都圏方面へのアクセスが格段に向上します。

人口規模は小さくても、移動の選択肢が広がることで、仕事・観光・企業誘致の可能性は大きく広がります。
静かで自然豊かな暮らしをキープしながら、必要なときには大都市圏へ軽やかにアクセスできる、「暮らしと移動のいいとこ取り」ができる未来に向かっています。

季節ごとの楽しみが広がる自然アクティビティ

泊村は、日本海と山々に囲まれた地形が季節ごとに表情を変え、その時々の自然に合わせて楽しめるアクティビティがそろっていることも魅力のひとつです。

春から秋にかけて海岸線は絶好の釣り場となり、なかでも「兜千畳敷岩」は、カブト岬下に広がる壮大な岩棚が特徴で、シーズンになると多くの釣り人で賑わいます。
波音が岩肌に響く独特の迫力は、まさに泊村ならではの体験です。

暖かい季節には、海と丘陵を一望できる「とまりカブトラインパーク」でのパークゴルフも人気。
自然の地形を生かした18ホールは景観も開放感も抜群で、BBQやテニス、多目的広場など、家族や友人とゆったり過ごせる設備も整っています。

夏のクライマックスには、茂岩海岸で開かれる祭りがあり、屋台の海の幸や特産品、歌謡ショーとともに至近距離から打ち上がる花火が夜空を彩ります。 

日本海と山々がつくるダイナミックな自然環境

泊村は、日本海と山々にはさまれた地形がつくり出す、力強さと落ち着きの両方を感じられる土地です。

海沿いの道を走ると、断崖と海がすぐそばで並び、季節によって表情を変える景観が広がります。
晴れた日の海は深い青が広がり、冬には荒波が岩に当たる音が響き、自然の存在感を身近に感じられます。

いっぽう山側は、季節ごとに色づく森が広がり、風の通り道となって村の静けさをつくります。
少し内陸へ入るだけで、海の音から鳥の声へと景色が切り替わり、海と山の距離が近い地域ならではの環境が広がります。

自然に囲まれていながら暮らしやすく、過度に閉塞感を覚えないのがこの地域の特徴です。

泊村での移住生活に役立つ情報

引用:北海道泊村観光情報

ここからは、泊村での移住生活に役立つ情報について紹介します。 

泊村の移住支援制度情報

泊村では、移住者へのさまざまな支援制度を用意しています。
特に以下の2つの支援制度をチェックしておきましょう。 

  • 支援制度①住宅新築等奨励金支給事業
  • 支援制度②賃貸住宅家賃助成金

支援制度①住宅新築等奨励金支給事業

住宅新築等奨励金支給事業は、泊村内に住宅を新築・中古住宅購入・改修した際に受けられる助成金です。

内容

村内に住宅を新築・中古住宅購入・改修した場合

  • 新築・中古住宅購入(土地購入費を除く)建築費及び購入費の10分の1の額を助成します。
    • 新築・・・200万円限度(1割助成)

村内業者の場合300万円限度

  • 中古住宅購入・・・200万円限度(1割助成)
  • 増改修費用が100万円以上で10分の1の額を助成します。
    • 増改修・・・100万円限度(1割助成)

資格要件

住宅を新築・中古住宅購入・増改修後引き続き村内に3年以上住むこと。


  • 住宅新築奨励金の交付決定の日から5年以内に、退去または他の者に譲渡、もしくは貸付をした場合は奨励金を全額返金すること。
  • 建築工事届を建設水道課へ提出すること。

引用:ふるさと定住促進条例に基づく助成事業 - 泊村公式ホームページ

支援制度②賃貸住宅家賃助成金

賃貸住宅家賃助成金は、村内の民間住宅に入居した場合、勤務先から受けた住宅手当等の控除後の家賃に対して得られる助成金です。

内容

村内の民間住宅に入居した場合、勤務先から受けた住宅手当等の控除後の家賃に対し、3万円を超える額を助成します。

資格要件

入居後、引き続き3年以上住むこと。


  • 公営住宅及び村営住宅等公的賃貸住宅は助成対象外。
  • 年収が800万円を超える世帯は、助成を受けることができません。

引用:ふるさと定住促進条例に基づく助成事業 - 泊村公式ホームページ

泊村のお仕事情報

ハローワークインターネットサービスで泊村付近の求人を検索したところ、約922件の情報が見つかりました。
職種は、卸売・小売業、宿泊業・飲食サービス業、社会福祉・介護事業が多い傾向にあるようです。 

また、新規求人賃金は221,236円です。

※ハローワーク岩内、2025年12月現在の情報です

泊村では、地域の産業を支え、新たな雇用を生み出すために、多様な企業支援・就業支援制度を整備しています。

支援は「企業向け」と「新規就業者向け」の両面から用意されており、村内での事業拡大や転入就業を強力に後押ししています。

【企業向けの主な支援制度】

制度名

内容

泊村企業振興条例

固定資産税の免除、建設費助成、基盤整備助成(土地取得等)、設備助成など

電源地域振興促進事業費補助金

電気契約、雇用人数により加算(新設・増設の企業)

電源立地地域対策交付金

電気料金の実質的割引措置

泊村産業振興奨励金資金貸付金

施設整備・運転資金の貸付

泊村中小企業振興資金利子補給

融資を受けた中小企業へ利子の一部を交付

これらは、新規立地だけでなく、既存企業の設備更新や事業拡大にも活用できるため、村内で継続的な雇用を生みやすい環境が整っています。

【新規就業者向けの支援制度(主に漁業)】

泊村は漁業の担い手確保にも力を入れており、漁業を志す人向けに手厚い支援が用意されています。

制度名

内容

漁業担い手定着支援事業

月額5万円(最大36か月)

漁業担い手奨励事業

新規就労者へ10万円(1回限り)

生活の基盤を整えながら仕事に慣れていけるよう、収入面でのサポートがあるのが魅力です。

企業の立地・拡大から、個人の新規就業までを幅広く支える泊村の施策は、地域に根ざして働きたい人にとって大きな追い風となります。
これから北のまちで新しい働き方を模索する人にも、有力な選択肢となるでしょう。

泊村のお家情報

泊村で住まいを探す際にまず知っておきたいのは、賃貸よりも分譲が中心のエリアだという点です。
海沿いの小規模な地域ということもあり、一般的な民間賃貸物件は多くありません。

その一方で、公営住宅は比較的多く整備されているため、所得条件を満たす方にとっては選択肢のひとつになります。
ただし、地域に長く腰を据えたい方には、分譲住宅の購入が現実的で、かつコスト面でも有利です。

泊村では、村が保有する土地を一般に販売しており、相場は以下のようになっています。

【村有地の販売相場】

販売価格

795,700円(263.07㎡)

坪単価

約10,000円/坪

坪1万円台という破格の水準のため、住宅取得の初期費用を大きく抑えることができます。家を新築したい人にとっては、かなり魅力的な選択肢です。

ちなみに、公営住宅については家賃が抑えられているものの、所得制限があるため、事前に条件を確認する必要があります。

賃貸が少ないぶん、長期的な住まいを考える人には分譲がおすすめで、住宅支援制度と組み合わせることで、より負担を軽減した住まいづくりが可能です。

泊村の教育・子育て支援情報

泊村は、小さな子どものいる家庭から学齢期まで、切れ目のない支援が受けられる体制が整っています。

未就学児に対しては医療助成や相談支援が充実しており、子育て支援センターでは育児不安の相談やサークル活動の支援を行っています。

産後訪問ケアや各種検査・予防接種の助成もあり、初期の子育てを支える仕組みがそろっています。

未就学児向け支援

内容

乳幼児医療助成

医療費の自己負担軽減

子育て支援センター

育児相談・子育てサークル支援

新生児聴覚スクリーニング助成

検査費用の助成

流行性耳下腺炎ワクチン助成

おたふくかぜ予防接種の補助

産後訪問ケア

産後の家庭訪問支援

保育料は無償化されており、保育環境としては小規模ながら家庭と地域の距離が近く、きめ細かなサポートが得られます。

教育面では、保育所から中学校までを一貫して見守る連携体制が特徴で、近隣の神恵内村とも年間20時間以上の教育連携を行っています。

小規模地域ならではの個別対応のしやすさは大きなメリットです。

【教育支援】


  • 学校給食無償化
  • 学校教材費無償化
  • 修学旅行等費用助成
  • 児童養育奨励金―18歳以下の児童を養育している保護者に給付

泊村の医療・介護・高齢者支援情報

泊村では、70歳以上の方や独居の高齢者が安心して暮らせるよう、多様な支援が用意されています。
移動・食事・祝い金まで幅広くカバーしているのが特徴です。

支援制度

内容

岩宇地域路線バス無料乗車証交付

70歳以上の方等に岩内~神恵内間のバス無料乗車券を交付

配食サービス利用助成

70歳以上の独居世帯等に1日1食100円で提供

敬老祝金支給

75歳以上2万円

長寿者慶祝金

90歳35万円、95歳35万円、100歳30万円

交通面の不安や食事の負担を減らすサービスが整っているため、高齢者が一人で暮らし続けるための環境がしっかり確保されています。

祝い金も手厚く、長寿を地域全体で喜び合う温かい文化も感じられます。

泊村が暮らしやすい3つの理由

ここからは、「泊村って暮らしやすい!」と実感できる以下の3つの理由について紹介します。

  • 生活リズムを整えやすい、静かでストレスの少ない環境
  • 地域の魅力が凝縮された祭りと文化

生活リズムを整えやすい、静かでストレスの少ない環境

泊村の暮らしやすさの大きな特徴のひとつが、生活リズムを乱しにくい静けさです。

海沿いの小さなまちは車通りが少なく、夜間はとくに音がほとんどありません。
都会のように深夜の交通音や店の明かりが続くこともなく、日が落ちると自然に生活がスローダウンしていくため、無理に早寝早起きを頑張らなくても、身体のリズムが整っていく感覚があります。

朝は海側から入る光と風が心地よく、日常の始まりがゆっくりとしたものになります。

こうした「意識しなくても休まる環境」は、仕事のオンオフを切り替えやすく、メンタルの負担も軽くなる要因です。

刺激的な選択肢は少ないかもしれないけれど、その分、余計なノイズもない。毎日の生活が自然と整っていく泊村は、そんな「暮らしのリズム」を大切にしたい人にとって、相性のいい町なのです

コストパフォーマンスの高い暮らしが成立する

泊村は、生活全体の支出を抑えながら、満足度の高い暮らしを実現しやすいという特徴もあります。

物価自体が極端に安いわけではないものの、日々の生活で大きなウェイトを占める「住まい」「移動」「日常の支払い」が総合的に軽く済むため、結果として都会よりもはるかにコストパフォーマンスの高い暮らしができるのです。

まず、最も大きいのは住宅費
村有地の価格は都市部とは比較にならない低水準で、広い土地を手の届く価格で確保できるため、「家賃を払い続けるより、家を建てたほうが安い」という選択が現実的になります。
また、渋滞や混雑がほぼないため、車の燃費ロスや時間的ストレスが少なく、生活動線そのものが効率的です。

加えて、2026年には新しい温泉施設が完成予定で、村民は無料入浴券で利用できます。
都会では「特別な贅沢」とされるリフレッシュが日常的に取り入れられ、心身のゆとりと生活満足度を大きく高めてくれます。

泊村への移住のデメリットや懸念点はある?

引用:北海道泊村観光情報

泊村で気になる点としてよく挙がるのが、買い物や移動の選択肢が少ないことです。

村の中にはコンビニと個人商店があるものの、品揃えや営業時間は都市部の便利さとは違います。
日用品以外の買い物は近隣の町まで足を運ぶ必要があり、車がない人はバスを利用することになります。

また、バスの本数は多くないため、出かけるタイミングはある程度計画的にする必要もあります。

とはいえ、こうした特徴が「暮らしづらさ」につながるかどうかは、その人の生活スタイルによってかなり違います。

都会の便利さや選択肢の多さを重視する人には物足りないかもしれませんが、必要なものだけを丁寧に選びながら暮らしたい人、静かな環境で落ち着いた日常を送りたい人には、過不足のないちょうどよい環境と言えそうです。

泊村に移住した人の口コミ・感想

引用:北海道泊村観光情報

泊村の移住者からは「静かに過ごせる」「自然が豊か」「思ったより生活がしやすい」という声がよく聞かれます。

一方で、買い物や移動の面では工夫が必要という感想もあり、良い部分と注意点が率直に語られているのが特徴です。

  • 仕事きっかけで移住しましたが、田舎とはいえ車があれば買い物等不便には感じませんでした。
  • 冬場も除雪がしっかり入りますし、定住促進制度が充実しているので子育て世帯にも高齢者世帯にも優しい。

以上のような肯定的な声のほか、「虫が多い」「風が強い」「人があまり歩いていない」「鹿・キツネなど動物が多い」という環境面の感想も寄せられています。

泊村への移住のお問い合わせ

担当課

まちづくり政策課

住所

〒045-0202 北海道古宇郡泊村大字茅沼村字臼別191-7

電話番号

0135-75-2877

FAX

0135-75-3168

公式HP

https://www.vill.tomari.hokkaido.jp/